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【2026年版】ドローンのDID確認方法を解説|地理院地図で人口集中地区を調べる手順

地理院地図でドローンのDID(人口集中地区)を確認する方法を解説する2026年版アイキャッチ画像 資格・法律

ドローンを屋外で飛ばす際、事前に確認しておきたいのが「DID(人口集中地区)」です。

「自宅の近くはDIDに該当する?」

「地理院地図でDIDを調べるにはどうすればいい?」

「DIDの範囲外なら自由にドローンを飛ばせる?」

このような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

DIDは、国勢調査の結果をもとに設定される人口集中地区のことです。航空法では、人や家屋が密集する地域の上空を飛行する場合、原則として飛行許可が必要になります。

ただし、2026年時点では、DIDに含まれていても一定の工業専用地域などが航空法上の規制対象から除外される場合があります。

この記事では、二等無人航空機操縦士の資格を保有し、ドローン関連業務に携わる運営者が、国土地理院の「地理院地図」を使ってDIDを確認する方法をわかりやすく解説します。

DID(人口集中地区)とは?

DIDとは、Densely Inhabited Districtの略で、日本語では「人口集中地区」と呼ばれます。

国勢調査の結果をもとに、人口密度や人口規模などの基準に従って設定される地域です。

一般的には、人口密度が1平方キロメートル当たり4,000人以上の基本単位区が隣接し、人口の合計が5,000人以上になる地域などが対象となります。

都市部や住宅街がDIDに含まれることがありますが、見た目だけで判断することはできません。

住宅が少なく見える場所でもDIDに該当する場合があり、逆に建物が多くてもDIDの範囲外になっている場合があります。

そのため、飛行前には公式の地図で確認することが重要です。

DIDの意味や規制の基本については、以下の記事でも解説しています。

関連記事:DID(人口集中地区)とは?ドローンを飛ばすときの確認方法を解説

【2026年版】DID(人口集中地区)とは?ドローンを飛ばすときの確認方法を初心者向けに解説
ドローンのDID(人口集中地区)とは?DIDでの飛行ルールや許可の考え方、地理院地図を使った確認方法、100g未満との違いを初心者向けにわかりやすく解説します。

DIDを確認するなら国土地理院の「地理院地図」がおすすめ

DIDの確認には、国土地理院が提供する無料の地図サービス「地理院地図」を利用できます。

地理院地図(国土地理院)

地理院地図 / GSI Maps | 国土地理院
地形図、写真、標高、地形分類、災害情報など、日本の国土の様子を発信するウェブ地図です。地形図や写真の3D表示も可能。

地理院地図では、通常の地図にさまざまな情報を重ねて表示できます。

その中に「人口集中地区」のレイヤーがあり、DIDの範囲を地図上で確認できます。

国土交通省も、人口集中地区を確認するための方法として地理院地図やjSTAT MAPを案内しています。

地理院地図でDIDを確認する5つの手順

ここからは、地理院地図でDIDを表示する基本的な手順を紹介します。

※地理院地図の画面構成やメニュー名は、今後変更される場合があります。

STEP1:地理院地図にアクセスする

まず、国土地理院の公式サイトを開きます。

地理院地図 / GSI Maps | 国土地理院
地形図、写真、標高、地形分類、災害情報など、日本の国土の様子を発信するウェブ地図です。地形図や写真の3D表示も可能。

パソコンだけでなく、スマートフォンのブラウザからも利用できます。

初めて利用する場合は、パソコンの大きな画面で操作すると確認しやすいでしょう。

STEP2:飛行したい場所を検索する

地図上部の検索機能を利用して、ドローンを飛ばしたい場所を探します。

住所や施設名などを入力し、目的の場所へ地図を移動させます。

住所検索で正確な場所が見つからない場合は、地図を拡大して周辺の道路や建物などから位置を確認してください。

STEP3:「地図」から人口集中地区のレイヤーを探す

地理院地図の「地図」メニューを開きます。

地図の種類やテーマ別の情報が表示されるので、「その他」などの分類から「人口集中地区」のレイヤーを探します。

レイヤーの名称には、国勢調査の実施年が含まれています。

例えば、国土地理院では「人口集中地区 令和2年(総務省統計局)」というレイヤーが案内されています。

STEP4:人口集中地区を地図に表示する

対象の人口集中地区レイヤーを選択すると、DIDの範囲が地図上に色付きで表示されます。

地図の凡例やレイヤーの説明を確認し、どの範囲が人口集中地区なのかを把握しましょう。

重要なのは、飛行予定地点だけでなく、実際にドローンが飛行する経路全体を確認することです。

離陸地点がDIDの範囲外であっても、飛行中にDID上空へ入る場合があります。

STEP5:境界付近は拡大して確認する

DIDの境界付近で飛行する場合は、地図を十分に拡大して確認しましょう。

特に次のような場所では注意が必要です。

  • DIDの境界付近にある公園
  • 住宅地に隣接する河川敷
  • 市街地と農地の境界
  • 工場や物流施設が集まる地域

なお、地図上の境界線は、背景地図との位置ずれなどが生じる場合があります。

境界に近く、正確な判断が必要な場合は、総務省統計局などの境界資料を確認し、必要に応じて関係機関へ問い合わせましょう。

DIDの確認方法を一覧で整理

手順操作内容
1地理院地図を開く
2飛行予定地の住所や施設名を検索
3地図メニューから人口集中地区を探す
4DIDレイヤーを表示
5飛行予定範囲と境界を確認

この5つの手順を覚えておけば、初めての場所でもDIDの確認を進めやすくなります。

DIDに入っていたら必ず飛行許可が必要?

ここは特に注意したいポイントです。

航空法では、原則として人や家屋が密集する地域の上空を飛行する場合、飛行許可が必要です。

ただし、DIDに含まれるすべての場所が、必ず同じ規制を受けるわけではありません。

一定の工業専用地域は規制対象から除外される場合がある

2026年時点では、国土交通大臣が告示で定める一定の工業専用地域内の区域について、航空法上の「人又は家屋の密集している地域」から除外する制度があります。

そのため、地理院地図でDIDに含まれていることが確認できても、飛行予定地がこの除外区域に該当する場合、DIDを理由とする飛行許可は不要となります。

ただし、目視外飛行や夜間飛行など、別の規制が適用される可能性があります。

また、工場が建っている場所であれば、すべて除外対象になるという意味ではありません。

都市計画上の用途地域など、正式な指定状況を確認する必要があります。

機体認証・技能証明による許可不要のケース

一定のカテゴリーⅡ飛行では、適切な機体認証・操縦者技能証明などの条件を満たすことで、許可・承認が不要になる場合があります。

ただし、二等無人航空機操縦士の資格を持っているだけで、すべてのDID飛行が自由になるわけではありません。

機体の認証状況、飛行方法、安全確保措置などを確認する必要があります。

DIDの範囲外ならドローンを自由に飛ばせる?

DIDの範囲外だからといって、どこでも自由に飛ばせるわけではありません。

航空法では、DID以外にもさまざまな飛行規制があります。

例えば、次のようなものです。

確認項目注意点
空港等の周辺飛行高度などに応じて規制される
150m以上の空域原則として許可が必要
緊急用務空域指定状況を確認する必要がある
夜間飛行原則として承認が必要
目視外飛行原則として承認が必要
人や物件から30m未満原則として承認が必要
小型無人機等飛行禁止法重要施設などの周辺で別途規制
土地・施設の利用管理者のルールや立入制限を確認

このほか、自治体の条例や公園の利用ルールなどにも注意が必要です。

DIDの確認は、飛行場所を調べるための第一歩であり、すべての規制を確認したことにはなりません。

GoogleマップだけでDIDを判断できる?

Googleマップは、飛行予定地の場所や周辺環境を確認する際に便利です。

しかし、通常のGoogleマップには、航空法の判断に必要なDIDの境界が標準で表示されるわけではありません。

そのため、Googleマップで住宅の数や周辺の建物を確認するだけでは不十分です。

DIDの確認には、国土地理院の地理院地図や、政府統計のjSTAT MAPなど、公式に案内されているサービスを利用しましょう。

地理院地図とDIPS2.0の違い

ドローンを始めたばかりの方は、地理院地図とDIPS2.0の役割を混同しやすいかもしれません。

それぞれの役割は異なります。

サービス主な用途
地理院地図DIDなどの地理情報・空域情報の確認
DIPS2.0機体登録、飛行許可・承認申請、飛行計画通報など

地理院地図でDIDを確認しただけでは、飛行許可を取得したことにはなりません。

許可・承認が必要な場合は、DIPS2.0などを通じて適切な手続きを行う必要があります。

DIPS2.0公式サイト

ドローン情報基盤システム2.0
ドローン・ラジコン等の無人航空機の手続きを行うことができます。

DIDで飛行する場合の基本的な流れ

DIDに該当する場所でドローンを飛ばす場合は、次の順番で確認するとわかりやすいでしょう。

  1. 地理院地図で飛行予定範囲のDIDを確認する
  2. 航空法上の除外区域に該当するか確認する
  3. DID以外の空域・飛行方法の規制も確認する
  4. 飛行許可・承認が必要か判断する
  5. 必要に応じてDIPS2.0で申請する
  6. 特定飛行の場合は飛行計画通報や飛行日誌などの義務にも対応する
  7. 現地の安全状況を確認して飛行する

なお、飛行許可・承認を取得していても、飛行計画の通報や飛行日誌の作成が別途必要になる場合があります。

関連記事:DIDでドローンを飛ばすには?許可・承認が必要なケースと申請方法

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DIDの確認に関するよくある質問

Q. DIDはスマートフォンでも確認できますか?

はい。地理院地図はスマートフォンのブラウザでも利用できます。

ただし、画面が小さいため、境界付近の詳細な確認にはパソコンの利用もおすすめです。

Q. DIDは毎年変わりますか?

DIDは国勢調査の結果をもとに設定されるため、毎年更新されるものではありません。

ただし、地図サービスへのデータ反映時期と、航空法上の適用状況は必ずしも同じとは限りません。

飛行前には国土交通省の最新案内を確認してください。

Q. DIDの境界線上で飛ばす場合はどうすればいい?

地理院地図を拡大しても判断が難しい場合は、公式の境界資料を確認し、必要に応じて関係機関へ問い合わせることをおすすめします。

見た目だけで範囲外と判断するのは避けましょう。

Q. DID内の自分の土地なら許可なしで飛ばせますか?

自分が所有する土地であっても、航空法の規制が自動的に免除されるわけではありません。

DIDに関する飛行許可の要否や、その他の規制を確認する必要があります。

Q. 100g未満のドローンでもDIDの確認は必要ですか?

100g未満の機体は、通常、航空法の無人航空機に関するDID飛行規制の対象外です。

ただし、小型無人機等飛行禁止法や施設管理者のルールなど、別の規制が適用される場合があります。

まとめ|DIDは飛行前に公式地図で確認しよう

ドローンを屋外で飛ばす際には、DID(人口集中地区)の確認が重要です。

地理院地図を利用すれば、飛行予定地がDIDに含まれているかを無料で確認できます。

今回のポイントをまとめると、次の5つです。

  1. DIDは国勢調査をもとに設定される人口集中地区
  2. 地理院地図でDIDの範囲を確認できる
  3. 飛行予定地点だけでなく、飛行経路全体を確認する
  4. DID内でも一定の工業専用地域などは規制対象から除外される場合がある
  5. DIDの範囲外でも、その他の航空法や施設利用のルールを確認する

飛行予定地の周辺環境を確認し、安全な飛行計画を立てることが大切です。

まずは国土地理院の地理院地図を開き、飛行したい場所のDIDを確認してみましょう。

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※本記事は2026年10月時点の国土交通省・国土地理院等の公開情報に基づく一般的な解説です。実際の飛行では最新の法令・公式情報を確認してください。

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