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【2026年版】ドローンの飛行計画通報とは?DIPS2.0での登録方法と注意点を解説

ドローンの飛行計画通報が必要なケースとDIPS2.0での登録手順を解説する画像 資格・法律

ドローンの飛行許可・承認について調べていると、「飛行計画の通報」という手続きを目にすることがあります。

「飛行許可を取得したのに、さらに通報が必要なの?」

「包括申請を持っていても毎回通報する?」

「DIPS2.0では何を入力すればいい?」

このような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

実は、ドローンの飛行許可・承認と飛行計画の通報は、別の手続きです。

航空法上の「特定飛行」を行う場合は、原則として飛行前に飛行計画を通報する必要があります。

この記事では、業務でドローンを扱い、国家資格「二等無人航空機操縦士」を保有する運営者の視点も交えながら、飛行計画通報の必要性、DIPS2.0での手順、注意点を初心者向けに解説します。

ドローンの飛行計画通報とは?

飛行計画通報とは、ドローンを飛行させる前に、飛行日時・飛行経路・高度などの情報を国土交通大臣に通報する制度です。

主な目的は、他の無人航空機などとの衝突や接近を防ぎ、飛行の安全性を高めることです。

飛行予定を事前に共有することで、同じ空域で飛行する他の運航者が計画を確認できるようになります。

飛行計画の通報は、ドローン情報基盤システム2.0(DIPS2.0)から行います。

重要なのは、飛行計画を通報すること自体が飛行許可の取得を意味するわけではないという点です。

必要な飛行許可・承認は別途取得する必要があります。

飛行計画の通報が必要になるケース

原則として、航空法上の「特定飛行」を行う場合は飛行計画の通報が必要です。

特定飛行とは、一定の飛行空域や飛行方法に該当する飛行のことです。

代表的な例を確認しましょう。

飛行内容飛行計画通報
DID(人口集中地区)上空での飛行原則必要
夜間飛行原則必要
目視外飛行原則必要
第三者または第三者の物件から30m未満の飛行原則必要
催し場所上空での飛行原則必要
危険物輸送・物件投下原則必要
特定飛行に該当しない通常の飛行義務なし(通報推奨)

※表は航空法上の無人航空機に該当する機体を前提としています。100g未満の機体については航空法上の無人航空機の規定とは扱いが異なります。

例えば、100g以上のドローンをDID上空で飛ばす場合は、原則として特定飛行に該当します。

必要な飛行許可を取得していても、飛行計画の通報は別途必要です。

また、機体認証と操縦者技能証明などによって個別の飛行許可・承認が不要になるケースでも、特定飛行であれば原則として飛行計画の通報が必要です。

飛行許可・承認と飛行計画通報の違い

初心者が特に混同しやすいのが、この2つの手続きです。

項目飛行許可・承認飛行計画通報
目的規制対象となる飛行について許可・承認を受ける飛行予定を事前に通報する
主な内容飛行空域、方法、安全対策など飛行日時、経路、高度など
手続き審査が必要な場合がある飛行計画の登録・通報
実施時期必要な場合、飛行前に取得原則として飛行前
DIPS2.0飛行許可・承認申請機能飛行計画通報機能

例えば、包括申請による許可・承認を取得している場合でも、実際に飛行する日時や場所が決まったら、飛行計画の通報を行う必要があります。

「包括申請を持っているから飛行計画通報は不要」という認識は誤りです。

DIPS2.0で飛行計画を通報する方法

飛行計画の通報は、DIPS2.0の「飛行計画の通報・確認」機能から行います。

公式サイト:
https://www.ossportal.dips.mlit.go.jp/portal/top/

ここからは基本的な流れを解説します。

STEP1:DIPS2.0にログインする

まずDIPS2.0へアクセスし、自分のアカウントにログインします。

初めて利用する場合は、アカウントの作成が必要です。

また、飛行させる機体や操縦者に関する情報を事前に登録・確認しておきましょう。

STEP2:「飛行計画の通報・確認」を開く

DIPS2.0のメニューから「飛行計画の通報・確認」を選択します。

ここでは、自分の飛行計画の通報だけでなく、周辺の飛行計画や空域情報も確認できます。

飛行予定地の周辺に、他の無人航空機の飛行計画がないか確認しましょう。

STEP3:飛行する場所を設定する

地図上で飛行予定の場所や経路を設定します。

このとき、実際の飛行範囲に合った設定をすることが重要です。

必要以上に広い範囲を設定すると、他の運航者の飛行計画と不必要に重複する可能性があります。

国土交通省も、実際の飛行範囲に即した飛行経路の設定を求めています。

STEP4:飛行日時・高度などを入力する

飛行計画に必要な情報を入力します。

主な項目は以下のとおりです。

  • 飛行予定日
  • 飛行開始・終了予定時刻
  • 飛行場所・経路
  • 飛行高度
  • 使用する無人航空機
  • 操縦者などの運航情報

入力項目は、システムの仕様や飛行内容によって異なります。

実際の計画に合うように、正確に入力しましょう。

STEP5:他の飛行計画との重複を確認する

飛行日時や空域が他の運航者の飛行計画と重なる場合があります。

その場合は、必要に応じて運航者間で調整します。

DIPS2.0には、飛行計画が重複した際に調整を行うための機能も用意されています。

飛行計画を通報しただけで、他の無人航空機との安全が自動的に確保されるわけではありません。

STEP6:内容を確認して通報する

入力した情報に間違いがないか確認し、飛行計画を通報します。

通報後は、登録された飛行計画の内容を確認しておきましょう。

飛行日時や飛行経路を間違えたまま通報しないよう、最後に必ず確認することが大切です。

飛行計画の通報はいつまでに必要?

飛行計画は、原則として飛行開始前に通報する必要があります。

飛行許可・承認の申請で案内される「10開庁日前」と、飛行計画通報のタイミングは別です。

飛行計画通報については、飛行開始前に必要な情報を確認し、時間に余裕を持って通報することが求められます。

他の飛行計画との重複が見つかった場合、調整に時間がかかることも考えられます。

そのため、飛行直前ではなく、飛行内容が確定した段階で早めに通報しておくと安心です。

飛行計画を変更・中止する場合は?

飛行予定を変更する場合は、通報済みの飛行計画についても対応が必要です。

例えば、次のようなケースです。

  • 飛行予定時刻を変更する
  • 飛行経路や場所を変更する
  • 飛行を中止する

DIPS2.0では、通報した飛行計画の変更・削除が可能です。

公式案内では、変更や削除は通報済みの飛行開始日時までに行うよう示されています。

なお、飛行条件の変更によって許可・承認の範囲を超える場合は、飛行計画の修正だけでなく、許可・承認についても確認が必要です。

飛行計画を通報しないとどうなる?

航空法上、必要な飛行計画の通報を行わずに特定飛行を行った場合、30万円以下の罰金が科される可能性があります。

「飛行許可を取得しているから大丈夫」と考えて通報を忘れないようにしましょう。

特に包括申請で日常的に飛行している場合は、飛行前のチェック項目に通報確認を組み込むことをおすすめします。

飛行計画通報と飛行日誌は別のもの

飛行計画の通報とあわせて覚えておきたいのが「飛行日誌」です。

飛行計画通報は、飛行する前に予定を通報する手続きです。

一方、飛行日誌は、飛行や点検・整備などの情報を記録するものです。

特定飛行では、飛行日誌を備え、必要な事項を記載する義務があります。

主な記録は次の3種類です。

  1. 飛行記録
  2. 日常点検記録
  3. 点検整備記録

飛行計画を通報したからといって、飛行日誌の記載が不要になるわけではありません。

飛行計画通報に関するよくある質問

Q. 包括申請を取得していても飛行計画通報は必要?

はい。包括申請による許可・承認を取得していても、特定飛行を行う場合は原則として飛行計画の通報が必要です。

Q. 国家資格があれば通報は不要?

いいえ。国家資格を保有しているだけで飛行計画の通報が不要になるわけではありません。

特定飛行に該当するかどうかを確認しましょう。

Q. DID以外なら通報しなくてもいい?

必ずしもそうではありません。

DID以外でも、夜間飛行や目視外飛行など、特定飛行に該当する場合は原則として通報が必要です。

Q. 飛行許可が不要な飛行でも通報できますか?

はい。特定飛行に該当しない場合、飛行計画通報は義務ではありませんが、安全確保のために通報することが推奨されています。

Q. 通報すれば自由に飛ばせますか?

いいえ。飛行計画の通報は、飛行許可や土地・施設の利用許可に代わるものではありません。

必要な許可・承認や安全確保措置は別途確認してください。

まとめ|特定飛行では飛行計画の通報を忘れずに

ドローンの飛行計画通報は、特定飛行を安全に実施するための重要な手続きです。

特に覚えておきたいポイントは次の5つです。

  1. 特定飛行では原則として飛行計画の通報が必要
  2. 飛行許可・承認と飛行計画通報は別の手続き
  3. 包括申請を取得していても通報が必要
  4. DIPS2.0で日時・経路・高度などを登録する
  5. 飛行日誌の作成や飛行前の安全確認も忘れない

ドローンを安全に運航するためには、飛行許可の取得だけでなく、実際の飛行計画を適切に管理することが大切です。

飛行前にはDIPS2.0で最新の空域情報や他の飛行計画を確認し、余裕を持って通報しましょう。

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参考情報

国土交通省「飛行計画の通報・飛行日誌の作成」
https://www.mlit.go.jp/koku/operation.html

DIPS2.0公式サイト
https://www.ossportal.dips.mlit.go.jp/portal/top/

DIPS2.0公式マニュアル
https://www.ossportal.dips.mlit.go.jp/portal/manual/

※本記事は2026年10月時点の公開情報に基づいています。制度や操作画面は変更される場合があるため、実際の通報時には最新の公式情報をご確認ください。

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